9時スタート。
レース開始までには雨は止むという予報は外れ、スタートしてからもしっかり降ってる。
風は、あるね、西からの風が断続的に強く吹いてる。
黒い雲が、西から東に、低く速く通り過ぎる、台風かよ、荒天です。
スタートブロックは、SA、SB、A~Gと、9ブロックあるうちの、イチバン前、SAブロック。
ひえー、これは、前すぎでしょ。
別に、予想タイムを盛ったわけじゃないですよ。
北九州マラソンには「スピードランナー枠」っていう、ちょっとこそばい、嬉しハズカシな枠があって、その枠で申し込んだんだけど、てか、北九州マラソン選んだ理由はそれもあるんだけど、ここまで前とは。
どんだけ速そうなランナーが並んでるのかとビビりながら行ったら、ぼよーんとしたおっさんおばはんも多数いて、ちょっとホッとした。
スピードランナー枠ったって、3:30以内が条件で、そんなにハードル高くないのです。
スタート地点はすぐ目の前、スターターのステージもすぐ目の前、ゲストの増田明美も渋井陽子もつるの剛士も、目の前でニコニコ笑ってる。
これは、スタート直後から周りはぶっ飛ばすだろうな、いっぱい抜かれるだろうな、周りのペースに呑まれないようにしなきゃな、と思いながらスタート。
予想どおり、抜かれる抜かれる、ヒュンヒュン抜かれる、2:50(サブエガ?)のペースランナーに抜かれる、2:50のペースランナーがいるとは。
2:50のペースランナーはAブロックからのスタートらしい、ほら、やっぱ後ろのブロックに速いヒトたくさんいるんだよ。
周りに惑わされず、マイペースを心がけて走ったら、最初の1kmは、4'56、え?、遅っそー、渋滞もないし、周りのペース速いし、周りに惑わされずといいつつ、普通に走ってたんだけど、何でこんな遅いの、スタート直後だから多少のタイムロスはあるかと思ったけど、次の1kmも4'56、えー?、抑えたつもりでも、レースとなるとついついペース上がるのに、この遅さはナニ?
ここで無理してペース上げても42km持たないので、フルを走り切れると思えるペースで走ると、5kmまでが、
4'56、4'56、4'47、4'57、4'59、
この間、ずっと抜かれまくり、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
こら今日はダメの日だな、3:30切れるかどうかかな。
にしても、この遅さは、何?、何で?、どうして何で?、と、ずっと頭の中ギモンだらけ。
次の5kmは、下りもあってちょっとペース上がった。
4'53、4'43、4'44、4'48、4'49、
おし、やっと調子出てきたかと思ったら、次の5kmはまた落ちた。
5'09、4'49、5'03、4'58、5'01、
そして、ペースはどんどん落ちはじめた。
まだ15kmですよ、ここでペースダウンですか。
そのうち後ろから大集団がザクザクと、サブ3.5のペーサーだよ。
それじゃこの集団に引っ張ってもらって、と思ってもそれもかなわず、集団に呑まれて、どんどん抜かれて、集団に置いていかれた。
もうこれで戦意喪失。
もうすぐ20km、20km付近で、ゴール地点近くを通る。
リタイヤするならここだよな、今日の状態であとさらに20kmとか絶対走れないな、30kmで折り返すと今日は強烈な向かい風だよな、雨の中、向かい風にさらされて歩くようにトボトボ走るのとかカンベンだよな、よし、やめたやめた、リタイヤしよう、逡巡ナシ、即決。
5'12、5'15、5'26、5'25、5'30、5'35、
20.58 km、1:43'44、5'02/km
ガッカリ、むなしい、なんのために北九州まで来たんだか。
しかもたった20km、リタイヤ最短距離記録更新!
レース中も、ちっとも楽しめなった。
大都会の大通りを走る大会なのに、全然ワクワクできなかった。
雨降ってて、風強くて、寒くて、その中で、ずっと、あれー、何でだろ、何で走れないんだろ、って考え続けてた。
原因不明、とにかくガッカリ。